たんぽぽさん亡くなりました

8月17日の夜、たんぽぽさんが天国へと旅立ちました。
原因は、主に肝臓の病気ですが、他にもいろいろ悪いところがあり、多臓器不全に近いと思います。

ずっと病気もなく元気にしていたたんぽぽさんなんですが、7月の半ばに呼吸が少し早いのを発見して病院に行きました。
レントゲンや血液検査、心臓のエコー検査の結果、心筋や腫瘍のせいではなく、原因追及は難しいが気管支肺炎とのことでした。
腫瘍ではないとのことで、治るんだとほっとしていました。
ステロイドと抗生物質の服薬で改善していたのですが、しばらくするとまた呼吸が早くなり、
ネブライザーを追加しましたが呼吸は早く、食欲も減ってきました。
病院でレントゲンを撮ってもらったところ、肺は改善しているとのことで、
黄疸が出ているので呼吸の速さは別の病気の可能性があるとのことで、
引き続き血液検査やエコー検査などをしてもらったところ、
赤血球が異常な速さで減っているので自分の赤血球を異物と勘違いして攻撃する自己免疫疾患の可能性、
副腎が通常の倍の大きさになっており腫瘍の疑い、
肝臓のリンパ節が腫れていてリンパ腫の疑い、胆のうが腫れていて感染症疑いとのことでした。
(医療用語が難しいので臓器の名前が間違ってるかもしれませんがおおよそこんな感じです)
すべて疑いなので確定するには穿刺による検査が必要だが、年齢的にどこまで辛い治療をするかということについて
先生も消極的で、私共も同じ意見でしたので、緩和治療のみとしました。
肝臓のリンパ腫、自己免疫疾患、肺の炎症に有効なステロイド(前より増量)と、ステロイドで影響を受ける肝臓を保護する薬、
そして抗生物質の服薬となりました。
おかげで呼吸はとても穏やかになり、赤血球は回復傾向になりましたが、
黄疸はひどくなる一方で、食欲もどんどん減っていきました。
脱水があるとのことで、病院で点滴してもらい、自宅でもできるよう道具を一式もらいました。
呼吸もゆっくりでゆったり過ごしていたのですが、
いよいよ飲まず食わずになった日の夜、突然様子がおかしくなり、そのまま10分ほどで天国に旅立ちました。

肺炎が薬で治る病気でよかったとほっとした日から1か月と短かったですが、
亡くなる直前も、今までの経験から考えても、見るからにしんどそうな時間がとても短くて、
その点では本当によかったと思います。
肺、肝臓、副腎などそれぞれの病気どうしの因果関係はわかりませんが、
高齢になると複数の臓器が弱ってくること、薬を飲むにも薬の副作用で今度は別の臓器がおかしくなることなど、
高齢猫の病気治療の難しさを痛感しました。
通院は毎度怖がっていたのですが、何回も連れていき、たくさんの検査やネブライジングをさせ、
薬をちゅーるに混ぜても嫌がって食べないので、口周りに塗ってなめてもらったり、
嫌なことをたくさんしてしまったのは申し訳なかったですが、
それでも最後まで膝に乗ったり頭突きをして甘えてくれました。

若かりし頃、お店でもお客さんの膝によく乗る甘えん坊でした。
でもふたばさんを追いかけまわしたり、箱やカップに入っているなっつさんやもかさんの上に
どっしりと乗り、抵抗しようものなら噛むというワルでもありました(笑
このブログのトップ画像も、まさにそんな写真ですね。
太らずスマートで動きも機敏なので、体育会系女子のイメージでした。
うちに来てからは、もかさんのように体をなめすぎてハゲぎみというトラブルはありましたが、
避妊手術とワクチン以外は病院知らずの健康体で、ふたばさんをいじめなくはなりましたが、
他の猫の上に乗るという悪行は相変わらずでした。
あんなにお客さんの膝に乗っていたのに、若い頃から私たちの膝には全く乗ってくれず、
今年になってから初めて乗るようになりました。

一度乗ってからは頻繁に乗ってくれるようになり、顔を近づけると、
顔を擦り付ける頭突きもしてくれるようになりました。
そういえばちょこさんやみるくさんにも頭突きをして、痛いのかよく嫌がられていました(笑

今回も、お花いっぱいで見送りました。
なめすぎてハゲぎみ(そんなになめてなかったのですが、毛はあまり戻りませんでした)
な上に、黄疸で肌全体が黄色くなっているので、少しお見苦しいかもしれません。
その場合はすみませんが花を中心にご覧ください。
今回は自宅で育てた花も混ぜて、種類豊富にしましたので・・・

 

火葬に行き、お骨も戻ってきました。

たんぽぽさんをかわいがってくれたみなさま、本当にありがとうございました。
白キジきょうだいはみんな長生きで、唯一全員そろってたのですが、ついに欠けてしまいました。
でも全員16歳超えはすごいと思います。
最近の猫の平均寿命近くなってきたからか、去年、今年と、立て続けに不幸が続き、
去年の今頃はまだなでしこさん、みるくさんもいて、8匹だったのかと思うと、隔世の感があります。
あと5匹、泣きながらもがんばって見送りたいと思います。