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あっという間の気がしますが、振り返るといろいろなことがあります。
9年あると、年齢の10の位の数字がひとつ増えたりしますしね。
猫たちもそうですが、わたしたち人間も年を取ったなーと思います。
学生さんだったお客様が、就職して引っ越すことになりましたと
ご報告くださったことも何度もありますし、
ご結婚された方、ご出産された方、転勤された方もたくさんいらっしゃいますし、
出会いあり、別れあり、みなさまそれぞれにいろいろな変化がおありだったことでしょうね。
ずっと変わらず通ってくださり、共に年を取っていけるのもうれしくありがたいことです。
猫カフェ業界もすっかり変わりましたね。
当店が京都初として始めた頃は猫カフェ自体新しくて珍しいものだったので
猫がいる中で飲食するのは不潔だとか、雑種で安くあげたとか、
猫が年寄りになったら捨てるんじゃないかとかいろいろ言われましたが、
最近はそんな根本的な批判を受けることはなくなりました。
今や猫カフェは掃いて捨てるほどありますし、ウサギやフクロウカフェなどもあったり、
始めた当初は考えもしなかった外国人観光客が来られる、
どころか、はじめから外国人観光客をメインターゲットにした猫カフェまであるみたいで
隔世の感があります(笑
猫カフェが増えすぎて、もはやニーズの方が追い付かないんじゃないかと思ったりします。
当店は、以前にも書きましたが、今いる猫たち1代でやめるつもりです。
なので、今後猫たちが亡くなって数が減っても、新しい猫を補充する予定はありません。
年齢的にもシニアですし、これからどんどん老いていくことを考えると、
店自体は細々とのんびり営業する方向で考えています。
なので、メディアなどへの露出もお断りしたり、
普通に今後も営業していくんだったらありがたいであろうお話も、
申し訳ないけれどお断りしたりしています。
加藤由子さんの「猫とさいごの日まで幸せに暮らす本」にも書かれていた
「ともに暮らす幸せは最期を看取る幸せで完結する」は
まさにそのとおりだと思います。
これからも一緒ににゃんこたちを見守っていただければ幸いです。