9年間を振り返ってみる

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あっという間の気がしますが、振り返るといろいろなことがあります。
9年あると、年齢の10の位の数字がひとつ増えたりしますしね。
猫たちもそうですが、わたしたち人間も年を取ったなーと思います。
学生さんだったお客様が、就職して引っ越すことになりましたと
ご報告くださったことも何度もありますし、
ご結婚された方、ご出産された方、転勤された方もたくさんいらっしゃいますし、
出会いあり、別れあり、みなさまそれぞれにいろいろな変化がおありだったことでしょうね。
ずっと変わらず通ってくださり、共に年を取っていけるのもうれしくありがたいことです。
猫カフェ業界もすっかり変わりましたね。
当店が京都初として始めた頃は猫カフェ自体新しくて珍しいものだったので
猫がいる中で飲食するのは不潔だとか、雑種で安くあげたとか、
猫が年寄りになったら捨てるんじゃないかとかいろいろ言われましたが、
最近はそんな根本的な批判を受けることはなくなりました。
今や猫カフェは掃いて捨てるほどありますし、ウサギやフクロウカフェなどもあったり、
始めた当初は考えもしなかった外国人観光客が来られる、
どころか、はじめから外国人観光客をメインターゲットにした猫カフェまであるみたいで
隔世の感があります(笑
猫カフェが増えすぎて、もはやニーズの方が追い付かないんじゃないかと思ったりします。
当店は、以前にも書きましたが、今いる猫たち1代でやめるつもりです。
なので、今後猫たちが亡くなって数が減っても、新しい猫を補充する予定はありません。
年齢的にもシニアですし、これからどんどん老いていくことを考えると、
店自体は細々とのんびり営業する方向で考えています。
なので、メディアなどへの露出もお断りしたり、
普通に今後も営業していくんだったらありがたいであろうお話も、
申し訳ないけれどお断りしたりしています。
加藤由子さんの「猫とさいごの日まで幸せに暮らす本」にも書かれていた
「ともに暮らす幸せは最期を看取る幸せで完結する」は
まさにそのとおりだと思います。
これからも一緒ににゃんこたちを見守っていただければ幸いです。
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9周年

今日で当店は9周年を迎えます。
みなさまの支えがあってここまで来ることができました。
本当にありがとうございます。
お花やお菓子などいただきましてありがとうございます。
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もうすぐ、にこさんの余命が獣医さんに1~2か月と言われてから
2か月が経ちますが、今のところそんな気配もなく元気に過ごしています。
天寿を迎えるその時まで、なるべく穏やかないい時間を過ごしてもらいたいです。
にこさんのことだけでなく、わたしたちスタッフのことまで
いつもお気遣いいただいてありがとうございますm(_ _)m

祇園祭の日の営業につきまして

また今年も祇園祭の季節になりましたね。
山鉾巡行の7月17日(月・祝)の営業時間につきましては、
開店時間、閉店時間ともに1時間早めて、
10:00~18:00(入店は17:00まで)の営業時間とさせていただきます。
当店の前を一番はじめの長刀鉾が通るのは
10時半から11時くらいの間だったと思います。
通常と同じで、ご予約はできませんのでご了承くださいませ。
今朝、すごいと思うことがありました。
いつも朝ごはんの時、器を並べたり準備している時に
りんごさんが周りにいるにゃんこに誰彼なく猫パンチをお見舞いします。
そして、猫パンチされたコはみんな、猫パンチし返したり、
何すんのよ!という顔でにらみつけたりします。
で、今日はいつも仲良しのみるくさんに猫パンチしました。
ところがみるくさんはりんごさんに仕返しをせず、
りんごさんの鼻をペロペロとなめてあげ、りんごさんもじっとしていました。
なんという博愛主義!やられたらやり返すのではなく愛で返すとは・・・!
みるくさんが起きてくるとみんな起きて寄っていったり、
姐さんとして慕われている理由を垣間見ました。
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まあ、おやつは他のコの分も容赦せず横取りしますけどね(笑

迷うひまわりさん

すももくんにもたれて寝るひまわりさん
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やっぱりばにらさんにもたれることにしたようです
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7月になりましたので今年も服組は浴衣になりました。
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「まれ」さんがめでたく社員さんとなられました!
まれさん、おめでとうございます!
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それにしてもこのりんごキャスターの使いまわし写真、何年前のやろう・・・

死について考える

当店の猫たちが不治の病気や老衰でいよいよ弱ってきたとき、
どういう基準で動くかというのはある程度考えています。
自分で食べない、水を飲まない、となったら、
強制給餌や点滴などで強制的に栄養をつけない、と決めています。
それは、この本からの知識です。
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この本は、ちょこさんのリンパ腫が再々発して、
「残る治療は抗がん剤しかない、でもいずれガンは抗がん剤に対して
耐性を持ってくる」と岐阜大学動物病院の腫瘍科という
おそらくガン治療の最先端であろう獣医さんに言われ、絶望して、
ならば、せめて最期の時を安らかにしてあげたいと思い買った本です。
もちろん人間用の本なんですが、同じ生き物である以上、
猫にも当てはまると思います。
これらには、自分で食事ができなくなった時、胃ろうなどで無理に
体を生かすことは、苦しい時間をいたずらに延ばすだけであり、
飲まず食わずの方が、意識がもうろうとし、脳が麻酔のような物質を出すので
枯れるように穏やかな死を迎えると書いています。
「食べないから死ぬのではない、死ぬ時が来たから食べないのだ」と。
その時がくれば、感情的には無理に口に食べ物を入れたくなるかもしれませんが、
猫たちを苦しませないため、ぐっとこらえてこれは守ろうと思っています。
安楽死については、たぶん私には、やると決断できないのではないかなと感じています。
ただ、いろんな方のブログなどを読むと、長く苦しんで死んだ猫を看取った方は、
「安楽死というものを完全否定していたけど受け入れるべきではなかったか」とか
「安楽死させないことは自分が悪者になりたくないというエゴだったのではないか」と
書いてる方もいらっしゃって、実際に経験した方がそう思うなら、
始めから完全否定せずに、決断する勇気も持つべきなのかなと思ったりします。
日本人の安楽死に対する考え方はこんな感じの方が多いと思いますが、
たまたまオーストラリア在住の日本人の方が書いているブログを見つけまして、
その方によると、オーストラリアでは、飼っている犬や猫が食べない、動かない、となると
獣医さんが安楽死を勧めるそうです。
それが普通だそうです。
その方は自宅で看取ることを決断したそうですが、周りの人には
「猫が苦しむのを見ても平気なの?」と言われたそうです。
感覚の違いにびっくりしましたが、それもまた愛の形なんだろうと思います。
何をすべきと思うか、何をすべきでないと思うか、
動物本人の意見を聞くことができないだけに、悩むことは多いですが、
愛情をもって判断するのであれば、どれも正解だと思います。

やられました

たんぽぽさんをワクチンに連れて行こうとして、
激しい抵抗にあい、久しぶりにド派手にやられました。
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お客様が当店のルールの中で普通に触れ合っているぶんには
こんなことになることはまずないですのでご安心くださいませ。
とはいえ、みなさんびっくりされるでしょうから、
しばらくは長袖ですかね。
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我関せずでマイペースのたんぽぽさんです

お願い

常連様へ
にこさんに関してはお尻を叩かず、
背中を軽く撫でていただくだけでお願いいたします。
今までのクセで叩きたくなるかもしれませんが、
軽くでも叩かないでください。
軽くでも叩く方がまだ出るなら
一切触らないようにせざるを得なくなります。
よろしくお願いいたします。