にこさんの様子(6/16)

6月18日(日)は午後1時からの営業となります
にこさんは相変わらずです。
動きは少ないですが食欲はすごいです。
ただ、おなかの腫瘍からたまに出血するようになりました。
前から皮膚の一部が膨らんで、擦り傷のようになっていましたが、
そこから出血するようになってきました。
腫瘍が皮膚近くまで来てるか、すでに外に出ている状態なのかもしれません。
猫の乳腺腫瘍の闘病ブログを数々読んでいますが、
こうなることが多いようです。
放っておくと不衛生になり、化膿もするみたいですので、
ぬるま湯で洗浄して、抗生物質入りの軟膏を塗るというお世話を
毎日しています。
闘病ブログはいろいろと詳しく書いてくださっているので
参考になりありがたいです。
闘病ブログはいろいろと読んでおりますが、ある多頭飼いの方で、
当時5匹の猫をすでに看取った方が書いておられたのが、
始めの2匹の病気の時は、とにかく治療と延命に必死で、
入院、点滴、強制給餌など、最後まで必死にやったけど、
3匹目くらいから、最後まで無理強いをしたくないという考えに
変わったと書いておられました。
私共もその方に近い気持ちの経緯だったので驚きました。
何匹も見送っていくと、このように気持ちが変化することが
多いんでしょうかね。
こればかりは、それぞれの飼い主さんの哲学があるでしょうから、
どれが正解でどれが不正解というのはないと思いますが・・・
ちょっと暗い話になりましたが、今日の写真です。
DSCN1018
窓ふきのお兄さんの道具の動きに思わず手を出すみるくさんです。
にこさんもじっと見て、最後はシャーと威嚇していました(笑
威嚇するほど元気はあります!

猫の病気につきまして

説明不足だったのか、乳腺腫瘍という癌について
誤解されている方もいらっしゃるみたいなので
あらためてご説明いたします。
そもそも、動物病院に行ったからといって、
すべての病気が治るわけではありません。

人間も同じですよね。病院へ行けばすべての病気が治るなら、
癌などの病気で死ぬ人間なんてこの世にいないはずです。
そして、猫の癌は、癌の種類にもよりますが、完治の難しい病気のひとつです。
癌の治療法としては、三大治療と言われるのが手術、放射線治療、抗がん剤治療です。
(これは人間の癌でも三大治療と言われますね)
にこさんがなっている乳腺腫瘍は、手術では取り除けますが、
乳腺が複雑に入り組んでいるため、腫瘍だけでなくその周りも大きく
取り除いても、どこかに取りもれがあり、再発することが多いそうです。
(癌細胞は、例えたったひとつの細胞だけ残っただけでも、
そこからまた無限増殖していきます)
放射線治療は、3か所の動物病院へ行きましたが、
一度も提案されませんでしたので、乳腺という場所的にできないか、
効かないかのどちらかなのでしょう。
抗がん剤は、多少効くみたいですが、癌細胞を全滅させるものではなく、
せいぜい減らすものでしかないうえに、食欲不振、元気の喪失など
副作用が重篤です。現に、去年ちょこさんはその副作用で亡くなりました。
そして、乳腺腫瘍から転移した、肺の癌については、
手術はできないそうです。
放射線治療、抗がん剤治療については、上に書いたのと同じです。
結局、肺に転移した癌を完治させるための治療はないということです。
最終的に完治させる方法がないのに、全身麻酔のリスクや術後の苦痛がある
乳腺腫瘍の手術はすべきではない、というのが
獣医さんの見解であり、わたしたちスタッフの見解でした。
というわけで今は、にこさんに、薬の副作用がなく、なるべく通院のストレスのかからない
範囲で、できることをする、という意味で、
癌に効くと言われているサプリメントを飲ませ、丸山ワクチンを打っています。
丸山ワクチンは、昔、人間の癌治療としてはやったそうで、
結局、その効果の賛否はわかれ、人間の治療としては今は下火だそうですが、
猫の乳腺腫瘍については、ある程度効果があるそうで、
宣告された余命よりも長く生きたという報告が多いそうです。
とはいえ、完治させるほどのものではありません。
「もともと宣告された余命よりもいくらか長く生きる傾向にある」
というだけですので、過度の期待はなさらないでください。
わたしたちは癌について相当調べてますので、癌についての知識が相当あって
それを当然の前提として無意識に飛ばしてブログを書いていたかもしれないので、
順を追ってすべての説明を書きました。
感染症など、一時的な病気で、通院すれば治るものであればいくらでも通院しますが、
今回の乳腺腫瘍のように、通院したところで完治もしないなら、
猫にとって大きなストレスとなる通院は、猫のQOL(生活の質)や幸福感を
あげるものではないので、なるべく控えたいと考えています。

現に、CT検査の後、にこさんは震えていましたし、
先日病院に行った時は、普段聞かないような声でうなっていました。
ですので、にこさんには、慣れた場所で、のんびりと
余生を過ごしてもらいたいと思っています。

にこさんの様子(5/29)

にこさんの余命が1~2か月というショッキングなことを書いたので、
たくさんの方がご心配くださって、ありがたいやら、申し訳ないやらです。
辛いことですが、やっぱり当店のにゃんこたちを愛してくださるみなさんには
お伝えすべきことだと思いましたので・・・
今のところ、動くことは少ないのですが、食欲は相変わらずで
よく食べます。
DSCN1003
天気がいい日はひなたぼっこで、そのうち他のにゃんこが暑くて
ひなたぼっこをやめていっても、最後までひなたぼっこしていて、
干からびてない?お水飲んでよ?と心配になるのは
いつものパターンです(笑
DSCN1004
最近にこさんの写真ばかりでしたので、すももくんとふたばさんの
ひなたぼっこの様子も・・・
DSCN1005
今日から、社員さん用のプレミアムおやつを「ちゅーる」に変えました。
にこさんが大好きで、癌に効くと言われるサプリメント
(DフラクションとコルディM)も無理に飲ませなくても
ちゅーるに混ぜるとよく食べてくれます。
よかったらあげてくださいね。
それから、ちょこさんへのお花もさらにいただきました。
DSCN1007
ちょこさんは本当に幸せです。
ありがとうございます。

にこさんの様子

にこさんの様子ですが、服のせいか、しんどいのか、
原因はわかりませんが以前に比べて動きは少ないです。
ただ、食欲は今まで通りあります。
ごはんの時間でも、
自分で動いて食べにいくことは減ったのですが、
持っていけば(出前と呼んでますが)もりもり食べます。
動くのが億劫なのか、行かなくてもどうせ出前が来るからと思ってるのか、
はよくわかりません。
わたしたちスタッフの気持ちとしては、にこさんに対しては
ホスピスの職員さんの気持ちに近いかもしれません。
日々清潔に快適に、やりたいようにやってもらって、
ちらちらと様子を見て常に見守ってますよという気持ちを
感じてもらえるようにする、そういう感じでしょうか。
ゆっくり過ごしてもらえるよう、可動式の柵を作りました。
DSCN0995
そっと触っていただく分は大丈夫です。

にこさんのCT検査の結果

今日、にこさんのCT検査に行ってきました。
結果はとても悪いもので、一番大きい腫瘍のほかに、
とても小さい転移が他の乳腺にもあり、
肺にも小さい転移らしきものがあり(乳腺腫瘍は肺に転移することが多いようです)
大きい腫瘍の近くのリンパ節も腫れているとのことでした。
転移があるという時点で、ガン、それも悪性であることは確定です。
やはり猫の乳がんは転移も早く、相当悪質なもののようです。
もはや、一番大きい腫瘍を手術で摘出したところで、焼石に水です。
先生とも相談した結果、完治しないうえに体に大きな負担がかかる手術は
しないことになりました。
抗がん剤治療は、前回にも書きましたが、乳腺腫瘍にはあまり効かない上に
副作用は強いハイリスクローリターンなので、するつもりはありません。
あとは、Dフラクションのような癌に効くと言われるサプリメントなどの
体に負担がなく副作用のない治療を行っていく予定です。
このような治療はどこまで効果があるのかは未知数ですが、
少なくとも負担になるような副作用はありませんので・・・
これからにこさんに対する方針としては、
とにかくQOL(生活の質)を第一に考えていきたいと思っております。
辛い治療はなく、とにかく快適に、そして愛情を感じる、心が幸福な日々を
過ごしてもらうにはどうしたらいいか、それを判断基準にしていくつもりです。
今の所は、慣れない服のせいで動きにくそうですが、食欲はとてもありますし、
昨日はおもちゃを動かすと目がキラーンとなり構えておりました。
それ以上遊ばせたりはしませんでしたが、気になるくらいの元気はあるようです。
余命は、1~2か月ほどだと言われました。
急転直下といいますか、気が付いてすぐ余命がこんなに短いと言われ、
わたしたちだけでなく、今までにこさんを愛してくださったお客様にも
戸惑わせ、悲しい気持ちにさせてしまうことが申し訳なく思います。
今後、にこさんが最後まで店で過ごすことになるか、
引退してわたくし共の家で過ごすことになるかは、
全くの未定です。状況を見て、判断していくつもりです
背中の側のリンパ節も少し腫れているそうですので、
今後、にこさんに関してはお尻をペチペチせず、撫でていただくだけで
お願いいたします。

DSCN0937
にこさんがお客さんのお膝に乗って、のんびり寝ている姿が好きです。
こんな穏やかな日々が少しでも長く続きますように・・・

にこさんのこと

今日たまたま、にこさんのおなかを触った時にしこりがあることを発見しました。
嫌な予感がしたのですぐに病院に行きました。
診断の結果、まだ確定ではないですが、乳がんの可能性が高いとのことでした。
猫の乳がんは90%以上が悪性だそうです。
乳がんは肺に転移することが多いそうですが、
レントゲンでは、明らかな転移はありませんでした。
22日(月)に、専門の病院へ行ってCT検査で転移がないかを調べてもらう予定です。
そのため、22日は午後1時からの営業とさせていただきます。
さらに後日、手術で取り除く予定です。
そのため、今後にこさんは不在になったり、ケージでお休みになる日が
増えると思います。ご了承くださいませ。
猫の乳がんはとても悪質で、手術で取り除いても高確率で再発するそうです。
転移の具合などにもよるので、具体的な余命はわかりませんが、
この後何年も生きられないかもしれません。
今はごはんもよく食べますし(にゃんこの中で一番食欲旺盛かもしれません)
走り回ったり、元気もありますので全く実感がわきませんが・・・
抗がん剤治療は、ちょこさんのこともありますし、
効果もリンパ腫ほどあるわけではなさそうなので、やるつもりはありません。
ちょこさんの時は、6才と若くて、病気のことなんて考えることもなかったので
リンパ腫と言われた時は頭が真っ白で、涙ばかりで先生の話も
あまり頭に入りませんでしたが、今回は9才と高齢になってきたこともあり、
ちょこさんのことで、死は決して遠い世界にあるものではないと痛感したこともあり、
常々覚悟していたからか、ショックというよりかは、ついに来たか、という冷静な気持ちです。
もちろん、にこさんのことは心から愛してますし、先生方と相談しながら、
にこさんの体力なども考えながら、ベストを尽くしていくつもりです。
患部をなめないよう、明日から服を着せる予定です。
手術まではそれ以外は特に変わりませんので、いつも通り接してくださって大丈夫です。